EC物流倉庫の選び方は?おすすめ8社を徹底比較!

EC物流倉庫の選び方は?おすすめ8社を徹底比較!

ECサイトが一般的になったことで、EC物流倉庫の利用を検討する方が増えています。

物流の技術や経験がなくてもEC物流倉庫を活用すれば、ECサイトの規模を拡大させていくことが可能です。

そこでこの記事では注目される人気のEC物流倉庫を比較してみました。EC物流の基本やEC物流倉庫の選定のポイントも分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

EC物流の特徴

ECとは「Electronic Commerce」の略で、インターネットを介して行われる商品やサービスの買い物をすることです。ここ数十年でAmazonや楽天市場、Yahooショッピングなどの大手のECサイトが数多く誕生しました。

そしてEC物流とは、EC商品の保管や輸送など関連する物流を指します。ECビジネスに参入する会社は年々増加しており、EC物流のアウトソーシングを検討する企業も少なくありません。まずはEC物流における、3つの特徴を見ていきましょう。

 

配送個数が少なく、配送先が多い

EC物流の大きな特徴は、配送個数が少ないものの配送先が多いことです。

一つの場所に多くの荷物を運ぶBtoBの物流と比較すると違いが明白ですが、EC物流は不特定多数の顧客が点在し、各注文の量はあまり多くありません。小規模のビジネスであれば配送工数も低く抑えられますが、EC事業が成長して注文の数が増加すると、物流作業に多くの時間が取られてしまいます。

さらに、昨今は翌日には商品が届く配送サービスや時間指定サービスなどが一般的になっており、顧客からの配送に対する評価基準も厳しくなっています。EC事業を継続的に成長させていくためには、スピーディーに物流業務を行える体制作りが必須で、アウトソーシングの場合にもサービス品質の見極めが重要です。

 

梱包へのこだわり

ECサイトで商品を購入して、真っ先に目に入るのは梱包です。梱包へのこだわりの有無で商品への第一印象は大きく変わります。

まず、大切な商品を保護するためにダンボールなどの材質や品質にはこだわらなければなりません。また、必要に応じて緩衝材を入れるなど、商品ごとに最適な梱包が求められます。不十分な梱包はECサイトへの不信感にも繋がるため、徹底すべきポイントです。

そして、ショップ独自の個性も梱包へ反映できます。例えば、ショップのロゴ入りのダンボールやガムテープが使用されていたり、包装紙にもおしゃれなロゴが入っていたりすると、ECサイトのブランド価値は向上します。ただの付属物ではない商品の一部として、梱包に工夫をしているECサイトは少なくありません。

 

ギフトラッピングの発生

ECサイトを利用する用途はさまざまで、ギフト用などで商品を購入される方もいます。そうした顧客の幅広いニーズに応えられることもEC物流の特徴です。

誕生日などのベーシックなギフトラッピングのほかにも、お歳暮やクリスマスといったシーズンごとのイベントにも、多くのECサイトが対応しています。メッセージカードや熨斗など、商品に最適なギフトアイテムが用意されていると、顧客満足度の向上も期待できるでしょう。

また、品質の高いギフトラッピングの作業には経験が必要で手間も軽視できません。少しでも作業を効率化するために、ワンタッチケースによる包装などを導入しているECサイトもあるようです。

 

倉庫と物流倉庫の違いとは?

続いて、良く似ている倉庫と物流倉庫の違いについて考えてみましょう。まず、倉庫ではスペースをレンタルし、商品の保管のみを行います。

一方、物流倉庫では商品の保管から出荷といった物流まで行います。シンプルな倉庫と異なり物流倉庫では、商品管理・入庫・検品・在庫管理・ピッキング・出荷作業・ラッピング・配送など、多様な業務を担当してくれます。

委託可能な業務は物流倉庫事業者ごとに異なりますが、幅広いサービスに対応している会社がほとんどです。つまり、EC物流倉庫とはEC商材を扱ってもらえる物流倉庫ということになります。

 

EC物流倉庫8社を徹底比較!

ここからは、人気のEC物流倉庫を8つご紹介します。それぞれのサービスの特徴を比較してみましょう。

 

エスプールロジスティクス

エスプールロジスティクスは、フルフィルメント・3PL・IoT・越境ECの4つのサービスを提供している企業です。売上アップの施策だけでなくコストダウンに至るまで、顧客の課題に対して最適な解決策の提案も行います。

特に、近年ニーズが急拡大している越境ECサービスでは、物流だけでなく法務・税務・サイト制作などあらゆる面でサポートしている点が特徴です。商品の注文処理などの事務作業だけでなく、倉庫の管理から発送まで物流のすべてをアウトソースできるため、業界・業種を問わず幅広く支持されています。

 

EC ZEAL

EC ZEALは、通販物流30年という運営のノウハウを活かした高品質なサービスを提供しています。EC ZEALは総合的な費用を安く抑えている特徴があり、さまざまな企業から物流業務を委託されています。安さの秘密は、出荷数や発注が多いこと、物流業務を効率化していることです。

また、特別な同梱物やプレゼント対応などのラッピングにも対応しており、安いだけでなくサービスも充実。さらに、EC物流無料簡易診断も用意されているので、EC物流倉庫に関する悩みがあれば、経験豊富な物流技術管理士に相談してみましょう。

 

オープンロジ

オープンロジは、シンプルで使い勝手の良い物流アウトソーシングのプラットフォームを提供しています。導入実績も豊富で、EC立ち上げ・成長期・大規模運用フェーズなど、さまざまな顧客課題をサポートします。

オープンロジの始め方は簡単で、見積もりやシステム調整は必要ありません。メールアドレスだけですぐ利用でき、シンプルな料金体系も魅力です。そして、日々の運用やEC連携などをすべてオンラインで完結でき、利便性にも優れます。

また、事業規模の拡大や急な出荷量の増加にも柔軟に拡張して対応可能など、日々変化する物流の幅広い要望に応えるためのシステムが揃っています。

 

アドレス通商

アドレス通商は通販物流30年の歴史ある会社で、強い現場力と基幹システムの融合であらゆる課題にフィットした物流ソリューションを提供しています。

「個人にも法人にも発送したい」「発送コストを見直したい」「国際物流を行いたい」など、さまざまな物流の悩みを解決してきました。アドレス通商には物流を熟知した専門スタッフが多数在籍しており、お客様の要望をすべて理解し、適切な提案を行います。

また、個人向け発送と法人向け発送の両方に対応しているため、顧客の幅広いニーズに応えられます。さらに、国際物流へのワンストップソリューションも提供しているので、海外と国内のスムーズなやり取りも実現できるでしょう。

 

ウルロジ

ウルロジは、ウルトラECロジスティクスの略称で、オンライン完結型の物流アウトソーシングサービスを提供しています。受注代行業務・在庫管理・発送業務まで一括して依頼でき、実務業務の軽減でEC運営業務の生産性や品質の向上を実現できます。

特に、オンラインでの出荷指示や在庫確認が可能で、カートによってはAPIでの自動連携も行えるため、システムの活用によって実務業務を確実に軽減できる点は大きな強みです。

また、これまでに培ってきた物流代行の実績によって、各サイズ全国一律での価格設定を実現しているため、物流コストの削減も加速できます。満足度の高いサービスをお探しなら、スピーディーな配送と柔軟な梱包にも対応しているウルロジがぴったりでしょう。

 

スクロール360

スクロール360は、事業を成功へと導くおもてなし物流を提供している会社です。おもてなし物流の特徴は、徹底的な業務改善と効率化によるコスト削減です。52年以上の経験と豊富な実績から、確実で効率的な計画を念入りにプランニングし、お客様の時間やコストを大幅にカットします。

そして、高品質な物流もおもてなし物流のポイントです。事業成長に伴う大量注文などにもフレキシブルに対応し、即日出荷を可能としています。誤配率は0.0016%以下と極めて低水準で、梱包資材は柔軟なカスタマイズも可能、お客様に満足していただくための準備に余念がありません。

さらに、ギフト対応やBtoC対応のスタッフ配置など、おもてなしの工夫が随所に施されています。

 

SBSロジコム

SBSロジコムでは、サイト構築から商品の入出荷作業までネット通販をワンストップでフルサポートしています。SBSロジコムが提供するサービス内容は、商品の入荷・検品・保管・在庫管理・ピッキング・流通加工・梱包・包装・出荷・配送などです。

また、これら物流機能だけでなく、販売用サイトの構築・運用・ささげ業務・コールセンター運営・代金決済・返品対応など、ネット通販ビジネスに不可欠な機能がすべて整っています。アウトソーシングの受け皿となる物流施設は全国各地に用意されているため、幅広いお客様の需要に対応が可能です。

さらに、配送機能として、SBS即配サポートが提供するSBS宅配便を活用でき、利便性の高い軽トラックを中心にネットワークが構築されているため、配達も安心安全に任せられます。

 

DHL

世界的に有名な国際輸送物流会社であるDHLは、倉庫管理ソリューションも提供しています。倉庫を通じた輸送サービスを長年のノウハウで合理化し、効果的かつコスト効率の高い方法で輸送中の保管要件に準拠できるよう業務をサポートしています。

DHLの倉庫管理ソリューションの特徴は、輸送と倉庫保管の専用窓口が一元化されたワンストップショップを実現していることです。

また、ラベル付け・バンドル作業・梱包・再梱包・温度管理・書類作成などを含む幅広い付加価値も提供していて、サービス不足で悩む心配はありません。さらに、DHLの航空・海上・陸上・鉄道の輸送サービスは倉庫管理ソリューションと密接に連携しているため、安心して大切な商品を任せられます。

 

EC物流倉庫の選び方は?

紹介した以外にも多くのEC物流倉庫がありますが、自社にぴったりのサービスはどのように選定すれば良いのでしょうか。失敗しないEC物流倉庫の選び方のポイントを解説します。

 

倉庫環境は自社製品とマッチしているか

前提条件として、倉庫環境に自社製品が適合しているか確認しましょう。商品にはさまざまな種類があり、常温での保管が難しい場合も少なくありません。例えば、食品を取り扱っているなら、常温・冷蔵・冷凍の設備が必須です。

さらに、賞味期限の管理も適切に行ってもらう必要があります。ほかにも、商品によっては制限が設けられている場合もあり、化粧品は化粧品製造業許可、コンタクトレンズなどの医療機器は高度医療管理機器販売業・貸与業許可証の保持が条件です。思わぬトラブルを防止するためにも、事前に倉庫環境を確かめておきましょう。

 

在庫量・出荷量の変動に対応できるか

ECサイトの商品需要は変動します。例えば、花火やキャンプ用品などの夏に人気が高く、おせちやカレンダーなどは年末に注文が集中します。また、テレビやSNSで話題になると一時的に注文数が急激に増加するケースも少なくありません。こうした在庫量や出荷量の変動が発生した場合に、EC物流倉庫のスペースや稼働を柔軟に割り当てて対応してもらえるか否かは大切なポイントです。

対応が難しいEC物流倉庫だと、追加で料金が発生したり、顧客を待たせてしまったりするリスクがあります。事前にECサイトの現状を話して、さまざまな状況を想定して相談しておくようにしましょう。

 

柔軟な対応をしてもらえるか

ECサイトでは無料でラッピングを提供するなど、さまざまなサービスを提供しています。EC物流倉庫でも柔軟な対応をしてもらえると、サービスをスムーズにアウトソーシングできます。EC物流倉庫によって対応しているサービスは異なるので、対応の可否を確認していかなくてはなりません。

まずは、自社で行っている付随のサービスをリストアップして、EC物流倉庫に相談してみることをおすすめします。特に、リストアップしたサービスには優先順位をつけておくと良いでしょう。

 

配送品質

配送品質の見極めも、EC物流倉庫選びで欠かせません。配送は大切な顧客に商品を運んで受け渡す役割を担っています。

丁寧な商品の扱いはもちろん、車の運転と配達員の身だしなみも忘れずにチェックしましょう。車の日常点検の実施頻度や過去の事故の発生状況などを確認することをおすすめします。車内がしっかりと整理整頓されていたり、車外が綺麗に保たれていたりすることも評価ポイントです。

また、配達員は清潔感がないと顧客からマイナスに思われる可能性もあります。基本的な身支度が行われていて、相手に良い印象を与えられるか確認しましょう。

 

物流倉庫の立地

倉庫のロケーションについても、忘れずにチェックしましょう。

倉庫に適したロケーションは商品の納品を行いやすく、商品の衛生管理にも優れていることです。衛生環境の問題で商品が汚れてしまっては、クレームにも発展しかねません。

また、注文の多い地域からEC物流倉庫の立地があまり離れていると、効率的な配送を行えません。少し手間はかかりますが、検討中のEC物流倉庫には実際に足を運んで周辺環境やアクセスの良し悪しを確かめましょう。

 

まとめ

EC物流倉庫に業務をアウトソーシングしている会社は増加していおり、さまざまな種類のサービスが登場しています。

物流には保管や梱包、配送など、多くの業務が含まれており、高いサービス品質を実現するためには、経験やノウハウが欠かせません。EC物流倉庫を比較検討する際は、配送品質だけでなく、倉庫環境は自社製品とマッチしていること、需要の変動にも対応できることなども忘れずにチェックしてください。

EC物流倉庫を活用し、より良いECサービスを目指しましょう。