什器製作業者を比較する際に考慮すべきポイントとは?コスト削減に役立つ情報もご紹介!

什器製作業者を比較する際に考慮すべきポイントとは?コスト削減に役立つ情報もご紹介!

店舗や事務所をオープンする際には、「什器」の購入が欠かせません。大量生産された什器を購入して利用する以外に、オーダーメイドの品を注文したうえで購入・利用することも可能です。企業・店舗のコンセプトに合った什器を製作してもらえるので、什器製作の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

 

なお、什器の製作費用は、種類や使用する部材、製造方法などによって異なります。目的に合った什器を、なるべく割安な費用で製作してくれる業者を選びましょう。本記事では、新しく店舗や事務所をオープンする事業者に向けて、什器製作業者を比較する際に考慮すべきポイントや、コスト削減に役立つ情報をご紹介します。

1.什器の種類

什器にはさまざまな種類があり、目的によって異なる種類の什器が必要になります。以下、「オフィス」「飲食店」「物販店(衣料品店、雑貨店など)」で使われることが多い什器をご紹介するので、自社に適した什器を揃える際の参考にしてください。

1.1オフィスで使用されることが多い什器

以下は、オフィスで使用されることが多い什器の例です。

 

  • デスク
  • 椅子(キャスター付き)
  • 会議用テーブル
  • ソファー(ミーティングチェア)
  • 書棚(キャビネット)
  • 受付台
  • 案内版
  • パーティション

 

なお、企業によっては、従来の「1人1個のデスクが割り振られ、座席が固定されているタイプのオフィス」ではなく、「自由に座席を選べるフリーアドレス型のオフィス」をお選びになるケースもあるでしょう。フリーアドレス型のオフィスでは、複数のデスクを連結させ、拡張できるタイプの製品を採用するケースが多く見受けられます。

 

オフィスといっても多種多様であり、タイプによって、必要となる什器も異なることにご留意ください。

1.2飲食店で使用されることが多い什器

以下は、飲食店で使用されることが多い什器の例です。

 

  • 厨房機器(2層シンクなど)
  • 食材保管庫(冷蔵庫、冷凍庫)
  • 冷蔵ショーケース
  • 食器棚
  • テーブル
  • 椅子
  • ソファー
  • メニューボード
  • レジ台

 

調理においては、火や刃物が使用されるので、使い勝手や安全性に配慮してお選びください。

1.3物販店で使用されることが多い什器

以下は、物販店で使用されることが多い什器の例です。

 

  • 陳列棚
  • 平台
  • ショーケース
  • レジ台
  • 包装台
  • 試着室
  • ミラー
  • ワゴン
  • トルソー・マネキン

 

扱う商品やターゲットとする客層(性別、年齢など)に合わせて、什器の素材や色、デザイン、高さなどを変えましょう。

2.什器製作業者を比較する際に考慮すべきポイント

什器には多種多様な種類があり、使用する部材や加工方法もさまざまです。一般的に、什器の製作から取り付けまでのプロセスには、3~4業者(「什器のデザイン」「木工所」「鉄工所」「現場取付大工」など)が関与するケースが多く、以下のような流れで納品が行われます。

 

  1. デザイナーが設計を行う
  2. 木工所や鉄工所で、設計図に基づいて、木材や金属を使って什器が製作される
  3. 現場で大工が設置する

 

ただし、ひとつの業者が全プロセスを担当しているケースもあり、複数の業者が関与する場合よりも費用が割安な傾向があることを覚えておきましょう。

 

なお、製作を依頼する際は、複数の業者に見積りを出してもらったうえで、価格を比較するとともに、「デザイン」「素材」「使いやすさ」「安全性」などの要素についても考慮してください。

 

大切なのは、購入した什器を利用して売上をアップさせたり、事務所で快適に仕事をできる環境を構築したりすることです。「什器の製作」自体が目的とならないように注意しましょう。

3.おすすめの什器製作業者3選

おすすめの什器製作業者は、「石黒テック株式会社」「株式会社玉俊工業所」「株式会社日本ディスプレイセンター」の3社です。以下、それぞれの業者について、詳しくご紹介します。

3.1石黒テック株式会社

1社目は、石黒テック株式会社です。「特注什器.com」というサイトを運営しており、「デザイン提案」から「設計」「製作」「施工」に至るまで、ワンストップで対応してくれます。以下は、製作の流れです。

 

  1. 事前の打ち合わせ(要望のヒアリング)
  2. 素材サンプルの提示
  3. デザイン図や製作図面、見積りの提示
  4. 試作品の製作・検証
  5. 工場での立ち合い検品

 

「1社で最初から最後まで責任を持って対応して欲しい」という場合は、注文を検討してはいかがでしょうか。なお、公式サイト上で、過去に石黒テック株式会社が製作した什器の写真などを閲覧できるので、注文する際の参考にしてください。

3.2株式会社玉俊工業所

2社目は、株式会社玉俊工業所です。オリジナル什器の設計・製作が得意分野であり、大手企業のショールームや専門店で広く採用されている壁面展示システム「EXTO Series」は、優れた製品に授与される「中小企業庁長官賞」を受賞しています。

 

長い年月をかけて積み上げられたノウハウやネットワークを駆使し、希望する「デザイン」を実現するだけではなく、耐荷重などの「安全性」や「収納効率」などにも配慮して什器を製作してくれることが魅力です。

 

なお、海外に新規出店したり、世界で同時にイメージの刷新を図ったりする場合、「一旦、材料を海外から日本に輸送し、日本国内の工場で製造し、再び海外の店舗に輸送する」という流れでは、輸送コストがかかって非効率になってしまいます。

 

株式会社玉俊工業所では、海外の物流網を活用して、海外で生産した製品の現地店舗への直接納入を実施し、輸送コストを削減していることが特長です。

 

1914年創業の老舗業者であり、これまでに、三越伊勢丹、イトーヨーカ堂、ユニクロ、しまむら、良品計画(無印良品)、タワーレコードといった有名百貨店・スーパーマーケット・アパレルショップなどの什器製作を担当してきました。「什器製作の実績が豊富な業者に頼みたい」という場合は、依頼を検討してはいかがでしょうか。

3.3株式会社日本ディスプレイセンター

3社目は、株式会社日本ディスプレイセンターです。1974年の創業以来、内装工事全般に事業を拡大せずに、什器製作に特化していることが特長であり、国内外の約300社のネットワーク、および、1,000社以上との取引実績から得られたノウハウを活かして、クライアントのニーズに適したデザインを実現してくれます。

 

特定の素材や特定の業種・ジャンルに限定せず、さまざまな什器の製造を手掛けており、木材、金属、ガラス、樹脂、LEDといった複数の素材を組み合わせた什器の製作が得意です。また、「短納期に強い」「小ロットから大量生産まで対応できる」という点も魅力といえます。

 

「大量生産された製品にはない、斬新なデザイン・素材の什器が欲しい」「他社に断られた」という場合は、ぜひ注文をご検討ください。

4.コストを削減したい場合は、中古品を購入することも検討

オリジナルのデザイン・素材の什器を設計段階から依頼すると、大量生産されている什器を購入するのに比べて、どうしても価格が割高になってしまいます。コストを削減したい場合は、オーダーメイドの什器の製作を依頼するのではなく、大量生産された既製品を購入することもご検討ください。

 

なお、新品ではなく中古品の什器を利用すれば、コストを大幅に削減できます。リサイクルショップなどを回って、中古品を探してみてはいかがでしょうか。また、近年は、中古の什器を取り扱っているオンラインショップも多数存在するので、ぜひご活用ください。

 

ちなみに、オークションサイトでも、中古品を購入できます。例えば、2021年7月からサービスが開始された「KSI官公庁オークション」を利用することも選択肢のひとつです。

 

KSI官公庁オークションは、2021年3月31日にサービスを終了した「Yahoo!官公庁オークション」の後継サイトといえる存在であり、ヤフー株式会社(現「Zホールディングス株式会社」)の子会社として設立された「紀尾井町戦略研究所株式会社」が運営を担当しています。

 

日本全国約1,800の行政機関(市町村、警察、消防など)が参加し、税金滞納者の差し押さえ財産や、行政機関が所有している財産(具体的には「机」「椅子」「収納棚」「ロッカー」など)が出品されているので、希望する什器が出品されているかどうかを定期的にチェックしてはいかがでしょうか。

4.1中古品を購入する際に注意すべき点

中古品には「割安な価格で購入できる」というメリットがありますが、注意しなければならない点もあります。それは、飲食店などで利用されていた什器の場合、虫(ゴキブリなど)が隙間や空洞に潜んでいるケースがあることです。

 

店舗の中で虫が這いずり回るような状況になってしまうと、顧客からの評判が低下する可能性があるほか、保健所の調査が入って営業停止を余儀なくされる場合もあります。利用を開始する前に、徹底的に駆除を行いましょう。

5.什器製作を依頼する際は、価格だけはなく、デザインや安全性なども考慮しよう

什器にはさまざまな種類があり、業種・業態によって必要となるものが異なります。大量生産された既製品の中から、自社のコンセプトやイメージに適したものを探せないこともあるでしょう。

 

オーダーメイドなら自社のコンセプトに合った什器を製作してもらえるので、「自社に適したオリジナルの什器が欲しい」という場合は、ぜひ注文をご検討ください。

 

什器の製作を依頼する際には「価格」について考慮することも大切ですが、それだけではなく、「デザイン」「使い勝手」「安全性」といった要素も比較して業者を選ぶべきです。

 

なお、新規に事務所や店舗をオープンする際には、「なるべくコストを抑えたい」という場合もあるでしょう。その場合は、大量生産された既製品や、中古品を利用することも選択肢のひとつです。