複合機/コピー機のメーカー10社を徹底比較!
比較時のポイントとは?

複合機/コピー機のメーカー10社を徹底比較!<br>比較時のポイントとは?

現在、複合機やコピー機は数多くのメーカーが販売・リースされています。多くのメーカーがさまざまな機種を販売・リースしているため、自社に合った機種をどのように選べば良いか悩んでいる方・企業も多いでしょう。

そこで、本記事では、複合機やコピー機のメーカー10社を中心に特徴や機能などの情報をまとめました。さらに、比較時のポイントについても紹介します。複合機やコピー機の導入でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

 

複合機/コピー機のメーカー10社を徹底比較!

複合機やコピー機は日本国内だけではなく海外メーカーも含めて、数多くの企業で製造・販売されています。一口に「複合機/コピー機」といっても、印刷用途や使用頻度、必要な機能によって、おすすめのメーカーは異なります。

今回は主要メーカー10社を中心に、メーカーごとの特徴などをご紹介します。

 

Fuji Xerox(富士ゼロックス)

Fuji Xerox(富士ゼロックス)は、コピー機やプリンター、複合機の大手メーカーです。

富士ゼロックスの複合機/コピー機の特徴はいくつかありますが、1番の特徴は印刷の品質がとても良いことでしょう。カラー印刷にこだわるなら富士ゼロックス製といわれるほど、高い印刷品質を誇っています。発色の良さはもちろん、表現しづらい青色や細かい線も綺麗に印刷可能です。

また、タッチパネルには直感的な操作で使いやすいパネルを採用。スリープ状態からの立ち上がり速度がやや遅めであるものの、付属ソフトの「Docuworks(ドキュワークス)」も実用的で、PDF変換や書類の順番の入れ替えなどがスムーズに行えます。 

その他にも、高い耐久性や印刷速度、紙詰まりの少なさ、保守のメンテナンスレベルの高さなど、優れている点が非常に多いです。また、騒音が少ない点も魅力のひとつです。

色彩の表現力が豊かなのでクオリティの高い印刷を実現したい企業や、Macを使うことが多いデザイン系の企業はFuji Xerox(富士ゼロックス)がおすすめでしょう。

 

RICOH(リコー)

RICOH(リコー)はコピー機やFAX、レーザープリンターなどを製造する国内大手メーカーです。 

RICOHの複合機はメンテナンス性・静音性に優れるだけでなく、高耐久で印刷速度が早く、省エネにも対応。保守拠点数は、全国で428拠点(2019年10月時点)と業界一の数を誇っており、メンテナンスの際には、すぐに作業員が対応してくれる体制が整っています。地方にも営業所が多くあるため、地方の企業にもおすすめでしょう。 

また、分かりやすいガイダンス機能があり、紙詰まりなどのトラブル発生時でもしっかり対処できます。さらに、「RICOH e-Sharing Box」というクラウドサービスにデータを保存しておけば、外出先でも資料やFAXを確認することが可能です。 

黒と赤、黒と青といった二色印刷がモノクロ印刷と同じカウンター料金で利用でき、二色印刷を多用する企業はコストを抑えて運用できるでしょう。

 

Canon(キャノン)

Canon(キャノン)は、一眼レフやデジタルカメラといったカメラで有名な日本の大手電機メーカーです。

Canonの複合機は、高い画質やコンパクトな設計、高級感のあるデザインが特徴です。性能や機能、印刷品質などのバランスが取れた製品が揃っています。 

特にカメラメーカーならではの印刷技術で、画質の美しさは業界トップクラス。スキャナー機能が高性能なため、綺麗な画質ながら軽いデータを作成することが可能です。CAD図面専用の印刷モードでは、はっきりと美しい図面の印刷ができます。細かい線の表現も正確なため、デザイン事務所やCADを扱う設計事務所などからの強い支持があります。

また、スマートフォンへ複合機でスキャンしたデータを取り込めるほかにも、スマートフォンで撮影したホワイトボードの歪みを補正して印刷する「台形補正機能」が搭載されています。

さらに、保守サポート体制も充実しています。保守拠点は全国に約200ヵ所と業界トップクラスです。

 

SHARP(シャープ)

SHARP(シャープ)は、白物家電や液晶パネルで有名な国内の大手電機メーカーです。

優れた操作性と耐久性、スピードのはやさなど全体的にバランスの取れた複合機/コピー機が揃っています。特に、電源をONにしてから使用可能になるまでのウォームアップタイムが10秒と、立ち上がりのはやさは業界一です。

また、スマートフォンの「AQUOS」を製造した技術を活かし、タッチパネルでフリック入力ができるなど、スマホ感覚で操作できる機能を搭載しています。さらに、「グッドデザイン賞」をいくつかの機種で受賞しており、デザイン面も優秀です。

 

コピーやプリント、FAX送信など他のモードを使いながら、同時に本体ハードディスクや外部メモリーデバイスに元原稿をデータとして保存したり、ファイリング機能を利用したりできるなど、利便性の高さが追及されているところも魅力でしょう。

 

KYOCERA(京セラ)

KYOCERA(京セラ)は、携帯電話やスマートフォンの製造で有名な国内大手メーカーです。

KYOCERAの複合機は、印刷速度と立ち上がりのはやさや高い耐久性、外観デザインの良さなどに定評があります。特に、自社開発のドラムを搭載して業界一の耐久性を誇っており、故障しづらい点も魅力のひとつでしょう。 

操作性は、紙詰まりやトナー交換などの手順をアニメーションで表示する機能があり、誰もが操作しやすいのが特徴です。操作ボタンのカスタマイズができますので、日常の定型業務などは複合機の操作パネルに作業専用ボタンを作成し、ワンタッチで処理が可能となります。

 

KONICA MINOLTA(コニカ・ミノルタ)

KONICA MINOLTA(コニカ・ミノルタ)は、カメラで有名なコニカとコピー機で有名なミノルタが合併してできたメーカーです。 

KONICA MINOLTAの複合機/コピー機は、耐久性と外観のデザイン性にも優れ、写真メーカーとして培った技術があるため、印刷がとても美しいのが特徴です。 

海外で広く普及しており、特にヨーロッパで高いシェアを持ちます。そのため、文化や習慣が違う海外ユーザーにも操作しやすいパネルを搭載。複合機に内蔵されたハードディスクにデータを保存し、以前出力した資料を再出力できる、ボックス機能も備えています。また、MacOSに標準対応しているため、デザイン系の会社で使いやすい複合機/コピー機です。

 

TOSHIBA(東芝)

TOSHIBA(東芝)は、コンピューター製品を主に扱い、半導体製造に強みを持っている国内メーカーです。なお、複合機/コピー機の販売は子会社の「東芝テック株式会社」が行っています。 

特殊用紙への印刷が可能で、業界で唯一エコクリスタル(耐水紙)のプリントができるため、オリジナルのクリアファイルやマグネットシートが作ることができます。また、複合機の操作のシンプルさに定評があります。 

TOSHIBAの複合機は、レジシステムの「POSシステム」を製造・販売している関係から、スーパーやディスカウントストア、ホームセンターなどで多く採用されています。 

複合機本体に内蔵されているハードディスクに残るデータは、ジョブ終了後にデータを上書きして完全にデータを消去するため、セキュリティー対策が万全です。

 

OKIデータ

OKIデータの正式名称は、沖電気工業株式会社です。主に、通信機器や現金自動預け払い機(ATM)などを製造している国内メーカーです。 

OKIデータの複合機は、家電量販店やインターネットでも販売されているので手に入れやすいのが特徴です。また、「LEDプリンター」のため、超微細な文字や罫線などの印字が得意です。さらに、「5年間の無償保証」が付いているので、安心して利用することができます。 

OKIデータは、ATMを製造する技術を有しているので紙の扱いに長けています。そのため、複合機の紙詰まりを起こしづらい設計となっており、仮に紙詰まりを起こしても、自分で簡単に詰まった紙を取り除けるようになっています。

中綴じやホチキス機能などのフィニッシャーはなく、徹底的に不必要な機能を削ぎ落したシンプルな構成です。必要最小限の機能を持たせることで本体価格を低価格に抑えているので、オフィス規模が小さい会社やサブ機としての導入に向いています。

 

Brother(ブラザー)

Brother(ブラザー)は、ミシンの製造で有名なメーカーです。 

Brotherの複合機は、家庭用からビジネス用まで、数多くの製品を揃えているのが特徴です。特に、A4機に特化したコンパクトな機種が多く、小さなオフィスを構える企業やフリーランスで在宅勤務などを行う層をターゲットにしています。 

非常にコンパクトで高さがないため、カウンター下やバックヤードなどに設置が可能です。そのため、スペースが限られている医療機関や飲食店などで広く活用されています。また、豊富なラインナップのなかには「モノクロ専用機」もあるので、無駄なコストを削減し、ランニングコストを抑えたい会社にも人気があるメーカーです。 

操作性は、ホチキス留めや中綴じなどのフィニッシャー機能がなく、コンパクトさを重視しています。また、通話とコピーどちらにも1台で対応できる受話器付きのモデルなど、利便性の高い機種もラインナップされています。

 

EPSON(エプソン)

EPSON(エプソン)は、インクジェットプリンターのメーカーとして有名なメーカーです。

EPSONの複合機は、家庭用プリンターも多く販売しているため、家電量販店などで購入可能です。ただし、組み立てが必要で部品の数が多いため、不慣れな向けに量販店では「搬入・設置メニュー」を案内しているケースがあります。 

最上位のモデルは、Adobe社純正の「PostScript 3」の出力に対応しています。そのため、家庭での使用のみならず、Illustratorなどを扱うデザイン系の会社でも活用できるでしょう。また、大型タッチパネルとテンキーを並列させることで、テンキーでの操作に慣れている従来のユーザーでも使いやすい設計になっています。

インクジェット方式を採用しているため、一般的なレーザープリンターよりも本体価格が安く抑えられています。

 

複合機/コピー機を比較するときのポイント

現在、国内・国外のメーカーともに、多くの種類の複合機やコピー機が販売されています。そのため、比較するポイントがわからず、価格で製品を選んでしまう方も多いのではないでしょうか?

しかし、価格だけで複合機/コピー機を選んでしまうと、必要な機能が搭載されていなかった、ランニングコストがかさんでしまうといった課題が出てくる可能性があります。 

では、複合機・コピー機を比較するには、どのような点に気をつけて比較すれば良いのでしょうか。ここでは、搭載機能・カートリッジの種類・スキャナー精度の3つの比較するポイントをご紹介します。機器選びで悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

搭載機能を確認する

まず、搭載機能を確認しましょう。複合機に搭載されている機能はさまざまですが、代表的なのはスキャン機能やコピー機能、プリント機能、FAX機能、セキュリティー機能です。各機能はさらに細分化することができます。 

例えば、スキャン機能には、自動両面送り機能やOCR機能、スキャンデータ圧縮機能、少数色スキャン機能などがあります。また、コピー機能には両面コピー機能や複数の原稿を一枚にまとめる製本機能などがあります。 

このように、複合機に搭載されている機能は非常に多いです。導入を検討している場合はそれぞれの機種の搭載機能を確認し、自社に必要な機能が備わっているか、無駄な機能はないかどうか確認しておきましょう。

 

カートリッジの種類を確認する

次に、カートリッジの種類を確認しましょう。カートリッジは主に、家庭用プリンターに使われるインクジェットと業務用のトナーカートリッジの2つがあります。今回は複合機に使われる、トナーカートリッジについて解説します。 

トナーカートリッジはその形状から、トナーとドラムが分離している「分離型」や、トナーとドラムが一体化している「一体型」、トナーがボトルの形をした「ボトル型」に分けられます。

分離型は、比較的安価ですがトナーとドラムをそれぞれ別に交換する必要があり、交換にやや手間がかかる点がデメリットです。

 

一体型は、トナー・ドラムをまとめて交換できるため手軽に交換できますが、分離型よりは高価になる傾向があります。

 ボトル型は、トナーとドラムが分かれてはいるものの、定期的なドラムの交換は必要です。しかし、比較的安価に購入できます。 

カートリッジは継続的に購入していく必要があります。複合機・コピー機を導入してから想定以上のコストが発生してしまうことのないように、あらかじめカートリッジの価格も調査しておきましょう。

 

スキャナー機能の精度を確認する

スキャナー機能の精度も忘れずに確認しておきましょう。スキャナー機能の精度を比較するひとつの目安に、光学解像度の値があります。 

光学解像度とは、スキャナーで読み取ることができる画像の精度のことです。1インチあたりのドット数を表す「dpi」の数値が高ければ高いほど、高精度な読み取りが可能になります。一般的にL版の写真を等倍で印刷する場合、300dpiあれば良いとされています。

 

まとめ

この記事では、複合機やコピー機のメーカー10社を比較してご紹介しました。メーカーごとに、機能や操作性、コスト、などに違いがありますので、比較しながら用途に合った複合機・コピー機を選ぶようにしましょう。 

そして、コピー機や複合機を比較する際のポイントは、搭載機能やカートリッジの種類、スキャナー機能の精度の3つを確認することです。これらのポイントを踏まえて、自社に合った複合機を探していきましょう。