業務用空調機のメンテナンスは必要?保守点検会社5選を比較してご紹介!

業務用空調機のメンテナンスは必要?保守点検会社5選を比較してご紹介!

快適に過ごすために欠かせないエアコンや空調。自宅はもちろん、ビルや大型施設などでもさまざまな種類の業務用空調機が設置されています。

しかし、いざ施設に導入しようとしても「業務用のエアコンなどの空調機はどのような場所を見て点検するのかよく分からない」「そもそもコストパフォーマンス的に空調が必要なのか見当がつかない」など、何かと悩みをもつ担当者の方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は業務用空調機をテーマに、概要や保守点検費、メンテナンスのメリットなどをご紹介します。

 

空調設備のメンテナンス(保守点検)は必要?

ここ数年の記録的猛暑により、熱中症になってしまう人が増えています。また、病院のエアコンが壊れたことで患者の死亡事故が発生した事件やフロン排出抑制法が施行されたこともあり、昨今は空調設備の定期点検など管理面の重要性が高まっています。

ちなみにフロン排出抑制法とは、エアコンや冷蔵・冷凍庫などに使われている「フロン類」がオゾン層の破壊や地球温暖化などの環境問題に影響することから、できるだけフロンを使わない製品を作ること、フロン使用時の使用量・排出量抑制のために制定されたものです。これにより業務用エアコンや空調設備をメンテナンスすることが義務付けられ、空調設備のほかにも冷蔵庫などフロンを排出する可能性のある設備には、管理者を決めて定期的な点検や記録、管理をすることが規則化されました。

また、機器からのフロン漏えいが一定量以上あった場合は国への報告が求められています。もし、みだりにフロンを放出した場合には、1年以下の懲役または50万円以下の罰金といった罰則が課され、その他にも報告・点検義務を怠ったりすれば罰則があります。こうしたことから、エアコンの保守点検は欠かせません。

また、エアコンのトラブルの約70%は汚れによるものといわれています。汚れを放置しておくと、エアコンに大きな負荷がかかり、異常停止・水漏れなどのトラブルが発生しやすくなります。さらに放置し続けていると、より大きなトラブルが起き、最悪の場合には機能が全停止してしまうこともあるのです。こうなった場合には修理や交換に多額の費用がかかってしまうでしょう。

トラブルと急な出費を未然に防ぐという意味でも、フロン排出抑制法の有無に関わらず、定期的なメンテナンスは重要です。

 

メンテナンス(保守点検)の種類

メンテナンスには「簡易メンテナンス」と「定期メンテナンス」の2種類があります。ここからは項目ごとに解説します。

 

簡易メンテナンス

「簡易メンテナンス」とは特別な資格がなくてもできる点検で、設備管理者が年4回以上行うよう定められています。周囲に防護柵が無いなど安全確保が難しい場合には専門の業者に依頼しましょう。

簡易メンテナンスで確認すべきポイントは「異音、振動がないか」や「油にじみや傷の有無」「配管や熱交換器に霜が付いているか」「室外機の環境が悪くなっていないか」などの項目です。もし異常が見つかった場合はできる限り早く、業者へメンテナンスの依頼をしましょう。

また、一定規模(7.5kW)以上の機器については、専門業者などの十分な知見を有する者による「定期点検」も定められています。点検を行う前に、まず自社にある業務用空調機器がどのようなものかをよく確認しましょう。

 

定期メンテナンス

「定期メンテナンス」とは業者の有資格者が行うもので、簡易メンテナンスより専門的な点検となっています。点検項目は「空気の吸い込み」「吹き出しの温度」「配管温度の測定」「ガスや水漏れの確認」「フロンガスの運転圧力の測定」「オーバーホール」などです。オーバーホールとは、エアコンを分解して洗浄するクリーニング方法です。これによって素人では特定できない故障原因を解明し、故障を未然に防ぐことができます。

また、業者に依頼をする際は、保守サービスに「メーカーの保守」と「独立系の保守サービス」の2種類があることを抑えておきましょう。

メーカー保守には、安心感やブランド力があります。歴史が長いメーカーも多いため、自社製品に関しては豊富な実績・ノウハウが蓄積されており、質の高いメンテナンスをしてくれるでしょう。しかし、メンテナンス費用に開発・製造費用の一部が加算されることなどから、費用が高くなってしまうケースもあります。

一方、独立系の保守サービスのメリットは「メーカーを問わない」「メーカー系よりも低価格」という点です。メーカーの保守は自社製品のみであるのに対して、独立系はメーカーを問いません。また、メンテナンス費用に開発費や製造費などが含まれないことが多く、メーカーに依頼するよりも費用を抑えることが可能です。しかし、技術的な面での安心感やブランド力には一歩及ばないといったデメリットもあります。

ちなみに独立系の保守サービスを利用しても、交換する部品などは正規品を扱います。依頼する際には、両者の違いとコストパフォーマンスを鑑みて決めるようにしましょう。

 

空調設備のメンテナンス(保守点検)を行うメリット

ここでは、エアコンなどの空調設備のメンテナンスを行うメリットについて解説します。

 

エネルギーコストの削減につながる

エアコンの内部が汚れてしまうと、風量が落ちて熱交換率が減り、エアコン本来の能力を出すことできません。汚れの程度にもよりますが、だいたい20%~30%の電気代が上がると言われています。そのため、運転効率が良い状態を維持することが、無駄なエネルギーコストを削減ために必要です。

ある調査結果によると、定期的なメンテナンスを施した空調設備とメンテナンスを全くしていない空調設備の消費電力を比較したとき、「4年後にはメンテナンスをしていない空調設備の消費電力が、定期メンテナンスをした空調設備の4割ほど多かった」というデータもあります。定期的なメンテナンスは電気代削減やエコに直結しているといえるでしょう。

 

空調設備の長持ちにつながる

空調設備にも「耐用年数」があります。耐用年数とは、機械設備や建物などの固定資産の使用できる期間として法的に定められた年数のことです。耐用年数はさらに「故障寿命」「耐用寿命」「社会的耐用年数」「法定耐用年数」の4種類に細分化されています。

  • 故障寿命:機器が自然と故障する期間のこと
  • 耐用寿命:長期間の使用による劣化などにより、維持費と性能が釣り合わなくなる期間のこと
  • 社会的耐用年数:新機器販売などの理由から交換を検討し始める期間のこと
  • 法定耐用年数:固定資産の減価償却のための期間のこと

定期的なメンテナンスを行うことで故障や劣化に気付き、必要に応じて修理ができるため、メンテナンスをしない場合よりも空調設備を長持ちさせることが可能になります。

 

安全性の向上につながる

エアコンの内部は驚くほど汚れていて、フィルターでは除去しきれない微細なハウスダスト・浮遊粉塵・タバコのヤニや油煙などを蓄積してしまいます。そこに湿気が加わるとカビ・雑菌の天国になり、汚染された空気が室内に充満します。こうした不衛生な環境を防ぐためにも、清掃を含む定期的な点検は欠かせません。

また、定期的に点検することで、空調機で発生した異常に気づきやすくなります。その結果、事故トラブルを未然に防ぐこともできます。機器によっては電気や高圧ガスなどを利用している場合もあるため、少しでも安全性を高めることが大切です。また、故障が原因で異音や異臭が発生する場合もあります。このような思わぬトラブルを防ぐためにも点検は必要です。

 

業務用空調機のメンテナンス会社5選を比較!

ここでは、独立系サービスを提供するメンテナンス会社を紹介して比較します。

※プランや実績数などは記事執筆時のものです。最新の情報は各公式サイトをご覧ください。

 

<比較1>エアコンフロンティア

エアコンフロンティアは業界トップクラスの低価格を実現しつつ、高品質の工事をモットーとしている会社です。保守プランは5種類と豊富で、目的ごとにプランを選択できます。各種プランの概要が下記の通りです。

  • 簡易サポートプラン:年4回の簡易点検を行います。
  • 定期サポートプラン:年1回の保守定期点検・フィルター清掃と3年に1回フロン漏洩定期点検を行います。
  • おすすめサポートプラン:定期サポートプランと簡易サポートプランを合わせたプランです。
  • 定期フルサポートプラン:フィルター清掃以外の定期サポートプランに加えて、修理に必要な部品交換をするスポット修理を行います。また、フィルター清掃はオプションで追加可能です。
  • おまかせフルサポートプラン:フィルター清掃以外のおすすめサポートプランに加えて、スポット修理を行います。こちらのプランもフィルター清掃はオプションで追加可能です。

また、万が一壁や物品を破損してしまった際の工事賠償責任保険に加入しているため、安心して任せられる点も嬉しいポイントでしょう。

 

<比較2>エコ・プラン

エコ・プランは環境省から「CO2削減ポテンシャル診断事業」における診断機関に認定されています。24時間365日受付のお客様相談センターを設置しているため、「閉店後に作業してほしい」「お店が休みの日に作業してほしい」といった、作業時間の要望に追加費用無しで対応してもらえます。

また、20万件を上回るサービスを提供し、取引企業数も5,000社を超える豊富な実績もポイントの一つです。さらに自社エンジニアが100名以上、協力会社も1,000社以上に及ぶため、ネットワークで全国対応していることも、エコ・プランならではでしょう。

その他にも、電気工事士2種・職長教育・分解組み立て研修・責任者研修・安全衛生研修など数多くあるオリジナル研修を受けたエンジニアが作業してくれる点や、加電水という成分の99.9%が水で界面活性剤を含まない洗浄水を活用して高圧洗浄を行う点、作業報告書で作業に関することを具体的な数値で確認できる点も安心です。

 

<比較3>第一セントラル設備

第一セントラル設備は「ダイキンプロショップ」に認定されています。ダイキンプロショップとは、ダイキンが独自で定めた基準をクリアしている販売施工店のことで、ダイキン製品を主力に取り扱っていることや丁寧な顧客対応、業務用エアコンの施工に必要な資格を有していること、各種法令を遵守していること、法令で定められた工事に必要な各種教育を受けていることなど、高い認定ハードルを誇る基準です。

そんなダイキンプロショップ認定の第一セントラル設備はダイキン製品を得意とすることはもちろん、それ他社製品のメンテナンスの依頼も可能となっています。さらにアシスネットサービスを導入すれば、簡易点検の時期をメールで知らせてくれたり、異常時にはメールで状況把握ができたり、メンテナンス時期可視化したりして、予算の見立てや状況把握をスムーズにすることが可能です。

なお、メンテナンスの対応可能地域は主に東京・神奈川・千葉・埼玉など関東圏となっています。

 

<比較4>空調保全工業

空調保全工業は大型ビル・店舗の空調機器保守メンテナンスや業務用エアコンクリーニング清掃、ビルの空調設備管理などの空調や冷熱機器の保全に特化しています。「空調用・厨房用ダクトや空調機・集塵装置の内部清掃」「整備を基軸とした冷却塔の清掃」「各種貯水槽の清掃・各種軸受交換」などに加え、エアフィルター・厨房天蓋などリニューアル工事や設備定期清掃を基幹事業としていることが特徴です。

契約と作業の一貫体制を確立しており、契約を担当した各ビルの作業実行を、契約した担当者が最後まで携わる形をとっています。空調に関するサービスは網羅的に展開しているため、ビル空調のメンテナンスを頼む際にはおすすめの一社です。

 

<比較5>テック・エアサービス

テック・エアサービスは、高圧ガス保安法で定期検査が定められている冷凍能力を持つ大型空調機から小型エアコンまで、様々な定期メンテナンスの保守契約プランを取り揃えています。空調のトータルサポーターとして空調設備業務全般を実施しており、できる限りリーズナブルな価格で空調設備やエアコン修理などを提供していることもポイントです。さらに、独自の完了報告書は施工写真入りとなっていて、クリーニングの効果を直に実感できるのも特徴です。

なお、見積もり依頼はサイトから簡単にできるようになっていたり、無料相談を受け付けたりしていることも魅力のひとつです。サイトには複数の見積もり事例も掲載されているため、気になる方はチェックしてみましょう。

 

まとめ

今回は業務用空調機をテーマに、メンテナンスの必要性や種類、メリットを解説してきました。

ご紹介した独自系保守サービスは各社毎に特徴や提供プランも異なるため、依頼する際はよく吟味して決めましょう。エアコンなどの空調機を安全快適に長持ちさせるためにも、メンテナンスは必要不可欠です。ぜひこの記事を参考に、後悔のない空調メンテナンスを叶えてみてください。