【自動ドア保守サービス7つを徹底比較!】サービスを利用するメリットとは?

【自動ドア保守サービス7つを徹底比較!】サービスを利用するメリットとは?

日本で自動ドアが最初に導入されたのは大正時代のことで、当時は電車のドア用に採用されました。初期の自動ドアは空気圧を利用したものが主流でしたが、その後油圧式ポンプとシリンダーを使用した駆動形態を経て、現在の電気制御式に変化を遂げています。変化のなかで、利便性の面でも進化を続けてきました。

東京オリンピックをきっかけに1960年代には自動ドアの普及が進み、現在では私たちの生活にすっかり馴染んでいます。今ではオフィスや店舗、病院などはもちろん、個人宅にまで広く普及しています。

しかし、自動ドアの耐用年数や保守メンテナンスのためのサービスについてあまり知られていないのではないでしょうか。

そこでこの記事では自動ドアの保守メンテナンスの必要性と、自動ドアメーカーによる保守メンテナンスサービスを7つピックアップしてご紹介します。自動ドアの保守メンテナンスを委託しようと考えている方は、ぜひご一読ください。

 

自動ドアの耐用年数は?

自動ドアの耐用年数は約7年~10年が一般的といわれていますが、この耐用年数は使用環境によって大きく変化します。開閉回数が多い自動ドアの場合、そうでない自動ドアよりも部品の消耗は激しくなり、耐用年数は短い傾向にあります。

また、潮風があたる海の近くに設置されている自動ドアは錆による劣化で、耐用年数は平均を下回ることもあるようです。

JADA(全国自動ドア協会)では、設計段階から出荷時まで厳しい安全基準を設けているため、自動ドアにメンテナンスを施さなくともすぐに壊れることはありません。しかし、上記のように自動ドアの耐用年数について一概に論じることができないため、定期的な保守メンテナンスは必要不可欠です。

その他にも、自動ドアの動きが悪くなることで人が衝突してしまうトラブルが多く、転倒により大けがにつながる可能性があります。このような事故では多くの場合、エレベーターの販売元ではなく、保守メンテナンスを怠った建物管理者に賠償責任があるとみなされます。こうした事態に陥らないためにも定期的な保守メンテナンスが大切なのです。

 

自動ドア保守サービスを利用するメリット

自動ドアの保守サービスを活用するメリットについて解説します。なお、今回ご紹介する保守メンテナンスサービスは自動ドアメーカーに依頼した場合を想定しています。

 

プロにメンテナンスしてもらえる

自動ドアの保守メンテナンスというと、部品をチェックしたり動きを見たりする程度という印象があります。

しかし、自動ドアの保守点検については「自動ドア施工技能士」という、厚生労働省認定の国家資格が必要です。

有資格者による正しい点検・調整を行うことで、自動ドアの安全性を維持しながら安心して使用できます。また、修理や点検のクオリティだけでなく、保険や24時間対応のコールセンターが用意されるなど、各社さまざまなサポートを充実しています。

不調に気づいて慌てて連絡するのではなく、あらかじめ信頼のできる保守メンテナンスサービス会社を見つけておき、いつでも相談できる関係を構築しておくとよいでしょう。

 

24時間365日対応してもらえる

多くの自動ドアメーカーの保守メンテナンスサービスは、基本的に24時間365日対応可能です。そのため、年末年始の慌ただしい時期や急なトラブルでも、迅速かつ丁寧な対応で問題を解決してくれます。

自動ドアの保守点検を請け負うメーカーのほとんどは、全国展開している企業ばかりです。そのため、依頼された地域によって、対応までにかかる時間に差が生じてしまうといったトラブルが起きにくいことも魅力といえます。

 

修理代・部品代が割引される

一般的な自動ドアの修理費用は、故障した部品の種類や故障の程度によって大きく異なります。例えば、建て付けの悪くなったドアを調整する程度であれば、約1万円で解決するでしょう。一方、センサーなどの精密部品の交換が必要な修理は約万円~6万円の費用が必要です。

多くの自動ドアメーカーには、購入と同時に定期メンテナンス契約をすると、自動ドア修理部品代金と修理代が割引されるなどのサービスがあります。割引率も20〜30%になります。

定期メンテナンスの必要性と、その後の修理費用の削減を考えると、このような割引サービスのためにも定期メンテナンス契約を結ぶメリットはあるでしょう。

各社の平均的な割引サービスでは、ドアハンガー・ベルト・プーリーなどの故障頻度が比較的高く、かつ定期交換やメンテナンスが欠かせない部品を割引・保証するものが多いようです。

割引サービスの概要はメーカーによって異なるため、利用しやすそうなサービスを扱っている数社を候補に挙げて、比較検討してから依頼するメーカーを決めるといいでしょう。

 

自動ドア保守サービス7つを徹底比較!

自動ドア保守サービスで代表的な7つのサービスの内容を比較してご紹介します。各社に共通するのは自動ドア施工技能士によるメンテナンスや、定期的な保守メンテナンスの契約によるさまざまな割引・特典サービスが受けられることです。

 

 <比較①>NABCO

ナブコドア株式会社は1957年に創業した歴史ある会社です。同社は自動ドアのパイオニアブランドとして、今もなお業界内のトップシェアを誇ります。大手メーカーの信頼と安心感があるのが魅力です。

NABCOでは、引き戸・二重引き戸などの一般的な自動ドアから、ワイドオープンドア・円形戸などさまざまな形の自動ドアに対応しています。

NABCOの保守メンテナンスサービスには「レギュラーメンテナンス」「レギュラーメンテナンス・スペシャル」「セミフルメンテナンス」「フルメンテナンス」の4つのコースがあります。各コースによりサービス内容は違いますが、共通するのは以下のような点です。

  • 自動ドア点検・修理時の基本技術料・諸経費が無償(夜間・休日は別途派遣費が必要)
  • 年4回の定期巡回点検が受けられる
  • ヒューズ・潤滑油・各種締結部などの消耗品は無償

また、メンテナンス契約を結ぶことで部品の取り替えにも割引の特典があるなど、費用の面でもメリットがあるでしょう。全国100ヶ所以上のサービスステーションを有し、コールセンターは24時間365日受け付けているなど、サービス体制も整っています。

 

<比較②>寺岡オートドア

寺岡オートドアは全国約80ヶ所の販売拠点に配置し、施工とメンテナンスを行っています。

保守メンテナンス契約については、スタンダート保守・セミフルメンテナンス保守・フルメンテナンス保守の3コースから選ぶことができます。

各コースは交換部品が発生した際の有償・無償の違いはありますが、基本的な検査・点検項目は同じです。その他に共通するのは以下の点です。

  • 年に3~4回の保守メンテナンスが受けられる
  • 出張費・技術料は保守料金に含む
  • 保守メンテナンス契約をした顧客の自動ドア部品を在庫しておくため、緊急の対応が可能
  • 保守メンテナンス契約に加入された自動ドアには「施設賠償責任保険」が付保されるため、管理不備による事故が発生した場合の補償については保険が適用される

また、フルメンテナンス契約の場合は装置の修理費は発生しないなど、コースによっても違いがあるため、自動ドアの設置環境や使用頻度によって契約の種類を選ぶとよいでしょう。

 

<比較③>扶桑電機工業

扶桑電機工業は「パニックシステム」と呼ばれる画期的なドアシステムを日本で初めて開発しました。パニックシステムが搭載された自動ドアは必要に応じて通常の約2倍の開口幅にできるため、荷物の搬入時や緊急時、イベント時にたくさんの人の出入りが可能になります。技術やサービス面でも信頼できる企業と言えるでしょう。

扶桑電気工業が提供する自動ドアの保守メンテナンスサービスでは、基本的な検査・点検が受けられる他、以下のような特徴があります。

  • 吊車、ハズレ止め、ベルト類、ビス、ナット等油脂類が無償
  • 定期点検や不慮の故障の場合でも出張費は無償(契約内容によっては有償の場合もある)
  • 自動ドアに起因する損害賠償事故に対しては、損害賠償責任保険があるので安心

扶桑電機工業は西日本を中心に7つの営業拠点があります。開発力、技術力のある企業なので、自動ドアのことに関して心強いパートナーになってくれるでしょう。

 

<比較④>ソリックオートドア

静岡県静岡市駿河区に本店を構えるソリックオートドア株式会社は、企業全体でも社員は16名という小規模の会社です。自動ドアの販売・施工・修理・メンテナンスの他、アルミサッシ販売施行、強化ガラス販売施行なども請け負っています。

自動ドアの保守メンテナンスサービスについては、詳細は不明ですが、各種保守サービスプログラムがあります。また、設置から1年間の無償修理保証サービスや、自動ドアのリースサービスもあります。

 

<比較⑤>日本自動ドア

創業50周年以上の実績のある日本自動ドアは、自動ドアを通じて社会に貢献することを目標にしている、確かな技術力を持った企業です。

保守メンテナンスサービスの面にも力を入れており、コールセンターは24時間365日受け付けています。全国に約30ヶ所の営業拠点があります。保守メンテナンス契約では、基本的な検査・点検が受けられる他、以下の対応も可能です。

  • 年2回の定期点検が受けられる
  • 故障時に優先的な対応が受けられる
  • (一部部品代を除き)部品の修理交換費用が無償になる

日本自動ドアでは自動ドアの施工の他、機能の強化や防犯、安全に役立つ各種オプションパーツやシステムも取り揃そろえています。

 

<比較⑥>三和シャッター

三和シャッターは東証一部上場企業三和ホールディングス株式会社の子会社です。シャッターやドアなどの施工・リフォームなど、住宅関連のエクステリアについて手広く商品を扱っています。

商材やサービスの対象が広いため、経験に基づいた確かな技術とサービスが期待できるでしょう。三和シャッターの自動ドア保守メンテナンス契約は、大きく分けてスポット点検と保守契約の2種類があります。

スポット点検では要望に応じて単発で自動扉開閉装置の駆動部・制御部・ドア懸架部およびセンサー(検知器)などの各部点検を受けられます。スポット点検で修理が必要な場合は部品代と修理費が別途かかるので要注意です。

一方、保守契約では、定期的にメンテナンスを受けられ、消耗品は無償で交換できます。保守契約のうちフルメンテナンス契約はオプション部品以外は無償になる特典があり、要望や必要性によってメンテナンスの契約形態が選べる点が便利です。

また、修理対応は24時間365日受け付けている他、ホームページからメールで修理依頼ができます。営業拠点も全国的に展開しているので、自動ドア以外にも建物全体について相談できるパートナーになってくれるでしょう。

 

<比較⑦>フルテック

フルテック株式会社は2023年に創業60周年を迎える歴史ある企業です。一般的な自動ドアだけでなく、産業用自動ドア円形スライドドアなどの特殊自動ドアや各種オプション機材などさまざまです。

保守メンテナンスについても、さまざまはタイプの自動ドアに対して知見を有しているため、信頼ができる企業と言えるでしょう。フルテック株式会社の保守メンテナンス契約では一般的な検査項目の他に以下のような特徴があります。

  • 自動ドア点検・修理時の基本技術料・諸経費が無償(夜間の場合は別途派遣費が必要)
  • 保守メンテナンス契約に加入された自動ドアには「施設賠償責任保険」が付保されるため、管理不備による事故が発生した場合の補償については保険が適用される
  • 有償部品も保守契約特典価格で交換できる

一方で、保守契約していない場合の修理では、1回の修理依頼で最低1万8,000円〜3万6,000円の基本料⾦がかかります。部品交換の必要がある場合、部品代が加算され思わぬ出費がかさむことがあるので注意が必要です。営業拠点は関東から東北、北海道に展開しています。

 

まとめ

この記事では自動ドアの基礎知識と、各自動ドアメーカーの保守メンテナンスサービスをご紹介しました。いつまでも安心安全に自動ドアを使用し続けるためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠 です。

定期的なメンテナンスを実施することで、致命的な故障などを未然に防ぐことができ、耐用年数を伸ばすことができるでしょう。結果として維持費の削減や修理のための出費を防げるなど、長期的な視点でも大きなメリットがあります。

自動ドアを導入されている企業様は、定期的なメンテナンスを導入し、自動ドアの安全な運用を目指しましょう。