有線放送サービスはどれを選ぶべき?人気サービス6つを徹底比較!

有線放送サービスはどれを選ぶべき?人気サービス6つを徹底比較!

お店の雰囲気作りに欠かせないのが「BGM」です。

静かでムードあるお店にはピアノクラシック、賑やかな雰囲気の居酒屋にはテンポのいいJPOPなど、BGMでお店の空気感を演出することができます。そんなBGMを気軽に用意できるのが「有線放送サービス」です。個人で楽曲使用すると著作権の問題が発生しますが、有線放送サービスが提供するBGMは著作権問題をクリアしているため、何の懸念もなくBGMとして使うことができます。

この記事では、有線放送サービスを導入するメリットから、6つの人気有線放送サービスの徹底比較までご紹介します。

 

店舗に欠かせない有線放送サービス

さまざまな業態の店舗運営には、コンセプトに沿ったBGMが欠かすことのできません。

しかし、営利を目的として店舗でBGMを流す時には、そのBGMの著作権問題をクリアにしなければなりません。楽曲1曲ごとにいる著作権者から使用許可を得ずに店舗でBGMとして使用すると、著作権法違反として処罰の対象になることもあります。有線放送サービスは面倒な著作権問題をクリアにすることに加えて、配信中の音楽から店舗のコンセプトにあったBGMを自由に選択して流すことができるサービスです。

 

有線放送サービスを導入するメリット

有線放送サービスの最大のメリットは、音楽使用の著作権関連の手続きが不要になる点です。 

手持ちの音源(CDやデジタル音源など)をBGMとして使用したい場合、事前に著作権管理団体「JASRAC(ジャスラック)」や「NexTone(ネクストーン)」に問い合わせと申請が必要です。さらに、申請から使用許可が出るまでは面倒な手続きと時間が必要です。そして、楽曲使用料金は、利用期間・店舗面積・宿泊定員など条件によって1曲ごとに1回の使用料金が計算されます。

有線放送サービスが提供する楽曲は、サービス提供事業者が著作権問題をクリア済みのものです。つまり、店舗側は楽曲の著作権を気にすることなく、多くの楽曲をBGMとして使用することができます。使用料金は月額制が基本ですので、同じ楽曲を何回再生しても料金は一定です。また、使用料金が定額制なので、コスト管理が楽というのも大きなメリットのひとつです。 

一方で有線放送サービスにはデメリットも存在しています。現在、有線放送サービスの多くはインターネット回線を使用しているため、サービス利用にはインターネットネット回線が必要で、時にはネット回線の工事が必要になる場合もあります。また、機器のレンタルに加えて、アンプやスピーカーといったオーディオ機器の購入・工事が必要になることもあるでしょう。さらに、楽曲の使用状況や契約プランによっては直接著作権管理団体に楽曲使用を申請した方はコストが安くなる場合もあります。しっかりと契約するサービスとプランを比較しなければ余計なコストを支払ってしまうことにつながりかねません。

 

どんなBGMがおすすめ?

お客さまに店舗を気に入ってもらう手段は、サービスだけではありません。

店舗の雰囲気を大きく左右するBGMは非常に重要な要素でしょう。例えば、飲食店で流すBGMがや雰囲気にそぐわないものだと、お客さまは食事に集中することができずに再び来店してもらえないかもしれません。飲食店は「五感」でサービスを提供すると言われているため、「聴覚」に訴えかけるBGMの選択が特に重要視される業種のひとつです。 

さらに、お店のコンセプトやターゲットによってBGMは異なります。例えば、家具・雑貨店においては、高級指向の店舗ではピアノクラシック、落ち着いた雰囲気の店舗ではストリングス、イージーリスニング、ファミリー向け店舗はではPOPS・ピアノアレンジ、などコンセプトやターゲットによってマッチするBGMはさまざまです。

コンセプトに適したBGMを流すことで、店舗の雰囲気を演出することができます。

 

 

有線放送サービスを徹底比較!

ここからは、沢山ある有線放送サービスから6つピックアップしてそれぞれをご紹介していきます。

 

USEN

USENは、株式会社USENが運営する有線放送サービスです。有線放送サービスのイメージリーダーとして絶大な存在感を誇り、技術ノウハウからトラブル対処まで安心して任せられるのメリットがあります。有線放送サービス業界ではトップのシェア率で、飲食店やコンビニなど多くの業界でUSENが使われています。 

USEN最大のメリットは、およそ300万曲・約500チャンネルもの膨大なライブラリから雰囲気に合う楽曲をBGMにすることができる点です。さらに、BGM用途に選曲されたチャンネル「イタリアン空間向けクラシック」「フレンチBGM」などのクオリティは使い勝手が良く定評があります。ジャンルの幅は広く、さまざまなジャンルの中からBGMとなる楽曲を選ぶことが可能です。

特に、JPOPの更新頻度は早く、最新の曲をいち早くBGMに取り入れることができます。

 

【利用料金】
プラン名「USEN」
初期費用:30,000円(税別)
工事費用:20,000円(税別)
月額費用:5,000円(税別)
契約期間:2年

 

キャンシステム

キャンシステムは、キャンシステム株式会社が運営する有線放送サービスです。キャンシステムに送られるユーザーからのリクエストデータは、毎年年末に放送される日本有線大賞の選考基準にもなっているため、リクエストした曲が大賞に選ばれる可能性があります。 

メリットは、有線放送・衛星放送の配信で約50年経営してきた信頼性のある老舗サービスという点で、USENと並び技術ノウハウや対応に安心感があります。地域密着型のサービスを目指していることもあり、その場所に最も適した楽曲構成のサービスが受けることも可能です。

 

【利用料金】
プラン名「ケーブル120」
初期費用:30,000円
工事費用:要問合せ
月額費用:5,000円

 

モンスター・チャンネル

モンスター・チャンネルは、株式会社モンスター・ラボが運営するインターネット有線放送サービスです。従来のケーブル・光・衛星を使用した従来の有線放送に代わる有線放送サービスで、インターネット接続環境さえあればPC・タブレット・スマートフォンから有線放送サービスを導入することができます。 

モンスター・チャンネルのメリットは、世界中から厳選された500万曲、BGM専用の1,000チャンネルを使用制限なく使うことができる点です。さらに「簡単おすすめ検索」ではおすすめ・業種・天気・時間帯などから店舗の雰囲気に合わせてチャンネルを簡単に検索することができます。

その他にあらかじめ設定したチャンネルを時間通りに自動再生する「再生スケジュール(タイムテーブル)」など、多彩な機能が備わっています。

 

【利用料金】
初期費用:0円
工事費用:0円
月額費用:1,880円~

 

OTORAKU

OTORAKUは、USENと同じく株式会社USENが運営する業務用BGMアプリです。モバイル端末とWifi環境があれば設置工事が不要で気軽に導入できます。また、「Wi-Fi環境が無い」「音響機器」が無いといった場合でも相談できるなど、有線放送サービス業界トップの安心感が魅力です。 

OTORAKUのメリットは、用意される楽曲やチャンネル数が豊富で、有名アーティストの楽曲もオリジナル音源で配信できることです。楽曲数約950万曲の中には、国内の主要音楽から海外のインディーズまで幅広くレパートリーされており、配信されている楽曲で自分の好きなBGM集を作ることもできます。また、BGMの合間に差し込めるウイルス感染予防やエチケット情報など注意喚起のアナウンスも配信されています。 

 

【利用料金】
初期費用:0円
工事費用:0円
月額費用:3,780円(税抜)~
利用期間:6ヶ月~

 

インターネット有線放送-らくネット

らくネットは、株式会社センターラインレコードが運営する、特に利用料金が安いことで有名な有線放送サービスです。有線放送サービスとしては破格の、月額料金690円を実現しています。 

らくネットの特徴は業界最安値の利用料金のみならず多種多様なニーズに対応したマルチな音楽チャンネルにもあります。さらに、別料金が必要となりますが「CMナレーション」の制作依頼も受け付けており、高品質でオリジナルなCMを流すことができます。その他に、タイマー機能や録音機能、そしてネット回線にトラブルが生じた時のためのバックアップCDなど便利な機能が豊富に取り揃えられています。

 

【利用料金】
初期費用:0円
工事費用:0円
月額受信料:690円(税込)
CM・ナレーション録音:25,000円~

 

スターデジオAir

スターデジオAirは、ジャパンサービス株式会社が運営する事業所・店舗向け有線放送サービスです。スタージオAirは専用タブレットでモバイル通信網を通じてBGMを再生する点が他のサービスにはない特徴です。モバイル通信網を使ってBGMを再生するため、衛星アンテナ・光回線・専用ケーブル回線工事が不要で、さらにはWi-Fiの工事すら必要なく、タブレット端末とスピーカーがあれば店舗BGMを実現できるシンプルさが魅力です。 

スターデジオAirには合計107の豊富な音楽チャンネルがあり、チャンネル選択の際には絞り込みで選択機能などを活用してスピーディーな変更が可能です。さらに、チャンネル内容が毎週月曜日に更新されるチャンネルがあったり、シーズン毎にオススメのBGMが用意されていたりと常にフレッシュなBGMを流すことができます。

 

【利用料金】
初期費用:0円
工事費用:0円
聴取料金(月額):4,500円
専用端末レンタル料金(月額):800円

 

有線放送サービスの比較ポイント

数百万曲のラインナップを供えるものや、月額690円の低価格サービスなど、6つの有線放送サービスをご紹介しました。「USEN」は圧倒的な楽曲数と安心感が売りで、「らくネット」はコストパフォーマンスが最も高いなど、各サービスでそれぞれ特徴があります。

もちろん、有線放送サービスを提供しているのは、今回ご紹介した6社だけに留まらず、それぞれのサービスに特徴があります。

では、有線放送サービスをどれか一つに絞り契約する際、どのような特徴を比較のポイントにすればよいのでしょうか?今回オススメしたい比較のポイントは「コスト」と「チャンネル数」です。

 

コストは最適か

有線放送のコストは「契約プラン×設置拠点数」という構造です。契約プランの単価は「チャンネル数」によってその料金が決まると言っても過言ではなく、使用できるチャンネル数が多ければ多いほどプランの単価は高くなります。設置拠点数は同プランにて契約している拠点数で、BGMにかかるコストを大きく左右する要因のひとつです。設置拠点数でトータルのコストを考えることも可能ですが、毎月かかるコストとして契約プランの単価自体を比較する方法がより現実的といえます。

有線放送にかかるコストには大きく2つ、「初期費用」と「月額費用」です。初期費用は数万円~の加入料と工事費用が必要となりますが、近年増加しているインターネットを介してBGMを配信するサービス事業者では初期費用が0円である場合がほとんどです。小規模の店舗でBGMに多額の初期費用をかけることが出来ない際には後者のサービスが適していると言えます。なお、店舗でBGMを流すためにはBGM配信機材の他にアンプ・スピーカーといったオーディオ機器が必要で、初期費用とは別にコストが必要な点には注意が必要です。

そして、月額費用は次にご説明する「チャンネル数」・「使用可能楽曲数」に深く関連しています。

 

チャンネル数は適切か

有線放送サービスと契約するプランは月額費用が高ければ高いほど利用できる「チャンネル数」と「使用可能楽曲数」が多くなります。飲食店などでは多種多様なニーズに対応するために多くのチャンネル・楽曲を使えるようにしておく必要がありますが、一般的な小売店ではBGMのチャンネルがいくつかあれば間に合う場合がほとんどです。

このように、店舗のコンセプトやニーズに合わせて適切なプランを契約することが重要です。もし、多数のチャンネルが使えるプランに契約していながら、1~2程度のチャンネルしか使用していない場合は、チャンネル数が少ない安価プランへの契約変更を検討をしてもよいでしょう。月額数千円の差とはいえ、「差額×契約店舗数」で見ると年間で大きなコスト削減につながります。

 

まとめ

店舗の雰囲気づくりに欠かすことのできないBGMを配信する、有線放送サービスについてご紹介しました。 

以前は大手の「USEN」と「キャンシステム」2社の独占状態にあった有線放送サービスですが、インターネット有線放送サービスの普及で、現在では各社から安価でも充実したサービスが提供されています。特に後者のインターネット環境とタブレットやスマートフォンがあればBGMを使用できる各社のサービスは安価で使い勝手が良いものが多く、小規模な店舗にはオススメとなっています。