【食品容器・トレーの販売会社8つを徹底比較】選び方まで解説!

【食品容器・トレーの販売会社8つを徹底比較】選び方まで解説!

弁当や惣菜などを提供する場合、それぞれの料理に適した容器が欠かせません。食品用の容器は、形も性能もさまざまなものがたくさん流通していることから、「自分たちの商品にとって、最も適した容器がどれなのか分からず決められない」という悩みを抱えている方もいるでしょう。 

そこで、この記事は食品容器を選ぶ際のポイントをまとめるとともに、著名な容器メーカー・販売会社の特徴と強みを解説します。

 

食品容器・トレーの選び方

まず、食品容器を選ぶにあたって、自分たちがどのような容器を求めているのか、世の中でどのような容器が流通しているのかを把握する必要があります。食品容器を決めるにあたって、ポイントとなる3つの点をみていきましょう。

 

用途を決める

食品容器を決めるには、何を入れるのかを事前に決める必要があります。例えば、ピザやおにぎりなど特徴的な形の食品にはそれに合わせた形状の容器が流通しています。弁当であれば盛り付ける品とその数に応じた深さや、仕切りのある容器を選ぶ必要があります。カレーなどを入れるのであれば液漏れが起きない、蓋がしっかりと本体にはまるタイプの容器が望ましいでしょう。 

また、入れる食品が電子レンジで加熱する必要のあるものならば耐熱性のある素材の容器を選ぶ必要がありますし、傷みやすい食品であれば断熱性やガスバリア性(気体の透過しにくさ)に優れた容器に入れる必要があります。 

このように容器を探し始める前に、何を入れるのか、入れたものをどのような状態で提供したいかというイメージをしっかり固めておきましょう。

 

カラーを決める

食品容器を決めるにあたっては、「容器の色」というのは非常に重要です。同じ中身でも容器の色の違いによって、明らかに印象が変わります。食品容器の色を大別すると、暖色系、寒色系、中間色、無彩色の4種類に分けられます。 

赤などの暖色系の色は気分を高揚させ、食欲を増進させる作用があるので食品容器によく使われます。暖色は香ばしい、こってり、暖かいといった味のイメージを食品に付与し、赤やオレンジは秋、ピンクは春のイメージで用いられることが多いでしょう。

寒色系の色は食欲を減退させる効果がありますが、涼しさを演出するために、冷たい食べ物に用いられることが多いです。しょっぱい、さわやか、冷たいといったイメージを受け手に与えます。 

中間色は、癒し系の効果を中心にさまざまな心理上の効果が望めます。緑は新鮮さや野菜のフレッシュさ、紫は深みのある味のイメージを抱かせます。

実際の食品容器では、一色のみという場合は少なく、これらの色を組み合わせて入っている食品に好印象を抱かせるように作られています。また、容器によくある模様として「木目調」があり、白一色の容器の場合より手作り感や高級感を持たせられるために採用されます。

 

素材を決める

食品容器の性能は、素材によって決まる部分が大きいので、何を素材にした容器を用いるかは重要です。食品容器に用いられるプラスチックはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)の4種類です。プラスチック素材が流通の95%を超えていますが、これら4種類の物質であっても製法や加工方法、加える添加剤によって性質が変わるため、さまざまな性質の素材が食品容器メーカーによって開発・採用されています。素材を選択するうえで重要な点は以下の4つです。 

・耐熱性
耐熱性の有無は、容器の中の食品を容器に入れたまま電子レンジで温めることができるかを左右します。また、電子レンジで中身を温める場合は、中身が温まった状態でも容器を手に取って食べられる断熱性も求められます。 

・耐油性
揚げ物などの油物を入れるのであれば、油で劣化しない、油が浸透しないといった耐油性が求められます。また、プラスチックは肉眼で見ると穴がないように見えますが、空気の分子が通る程度の小さな穴が開いている素材が多くあります。そのため、開封時まで香りを保ちたい時などは、ガスバリア性の高い素材の容器を選ぶ必要があります。 

・剛性
衝撃に対する剛性も素材によって変わります。また、中身を見せるために透明な容器を使いたい場合は、透明な素材を選ばなくてはなりません。発泡性の軽量な素材は簡単に持ち運べる、食事の時に手に持つのが楽という他にも材料のプラスチックの使用量が抑えられてコストダウンにつながるというメリットもあります。 

・環境負荷
環境への負荷を減らしたいのであれば、通常のプラスチックとは異なる生分解性プラスチックや紙で作られた容器を用いることもできます。紙はラミネート加工をしないと耐油性、耐水性で劣る一方、目を引く独自の形状への加工や印刷が簡単に行えるというメリットがあります。

 

食品容器・トレー販売会社を徹底比較!

ここまでは、一言に「食品容器」といってもさまざまな性能のものが流通していることを解説してきました。実際に食品容器を使う際には一種類ごとに別々の会社から仕入れるのではなく、できるだけ一つの会社にまとめて発注するのが一般的です。

ここからは、8社の著名な食品容器・トレー会社の特徴をみていきましょう。

 

エフピコ 

エフピコは、日本における食品容器のシェアの3割近くを占める最大手の会社です。売り上げの約6割が、食品容器に求められる性能に配慮した「多様エフピコオリジナルシート」などの独自素材が占めています。 

高性能で環境負荷の低い製品を作るだけでなく、製品を競争力のある価格で売ること、SCM(サプライチェーンマネジメントシステム)を導入して繁忙期でも必要な時に確実に製品を届けることをメーカーの基本姿勢としています。

 

中央化学

中央化学は、耐熱性や耐油性の高い独自素材の製品を中心にさまざまな食品容器・トレーを販売しています。中央化学は食品容器を作って売るだけという方針ではなく、「一貫した提案型ソリューション」が強みです。 

そのため、容器・トレーだけではなく、それらの中に入る食品の販売に関するトレンドも踏まえて、おすすめの容器と食品の陳列についてのトータルサポートを行っています。

 

シーピー化成

シーピー化成は高い開発力を持ち、ラミネート加工で耐油性を向上させた容器や複数のプラスチックを混合した素材、バイオマス素材を配合した電子レンジに耐えうる耐熱性の素材の製品などを販売しています。 

最も特徴的な製品は、嵌合(容器と蓋のかみ合わせ)の問題を解決した商品です。しっかりはまって取れにくく、蓋をテープや輪ゴムで固定する必要のない「強嵌合」や、介護の現場などで使うことを想定して簡単にはまった蓋が取れる「楽ポン」といった商品を販売しています。

 

リスパック

リスパックは「日本一の食品バイオ容器の開発を進める」と謳っており、バイオプラスチックを使用した製品に力を入れています。従来の石油由来プラスチックとバイオプラスチックを混ぜたハイブリッド容器の他に、100%植物由来のポリ乳酸容器も販売しています。 

また、eatとentertainmentを合体させた「Eatertainment Package」という名前で、見ていて笑顔になれる動物などの形・プリントのされた容器を販売しています。

 

立花容器

立花容器は、食品・医療用容器の他に、アウトドアで使用するキャンプアイテムやリラックスグッズを販売しています。食品容器としてはシェフパックシリーズを販売。独自のスチームホールによってフィルムをはがさずに電子レンジで蒸らし調理ができ、異物混入の防止と加熱時間の短縮、加熱むらの解消を実現しています。 

マーケティング、商品企画から製造までトータルの提案を行っており、ペットボトルのオリジナルボトルの受注も請け負っています。

 

スズカ未来 

スズカ未来は、食品包装用品・機器販売会社ですが、コンサルティングや安全検査、業務用食品の販売など幅広い事業を展開しています。「多く売るためにどのように包装したらよいのか」という悩みに対しては、試作品を実際に作りながら解決してくれます。 

また、「売れるための包装」を販売するだけではなく、「包装された食品の安全性や保存性」の検査も実施。パッケージデザインは、常時1,000種類以上のパッケージを展示しているアクトデザインクリニックというショールームでチェックできます。

 

オリヤス

オリヤスは、食品容器および各種食品包装資材を扱う卸売商社です。メーカーから容器を大量に仕入れ、顧客に合わせた容器の提案と小ロットでの販売で物流の一本化を図っています。 

また、パッケージ設計力・現場提案力・物流力・人材育成力の4つの力で、総合商社としてコスト削減をサポート。常駐デザイナーのいるデザイン課を設置して、オリジナルパッケージの設計や表舞台から裏舞台まで顧客への現場提案を行い、「困ったときのオリヤス頼み」を実現しています。 

さらに、オリジナルのプリントがされた各種容器の受注も受け付けています。

 

アロン・トレーディング

アロン・トレーディングは、食品容器・包装資材販売の仲介・サポートを手がける会社です。問屋の顧客が他県へ出店する際、各地の包材ディーラーを紹介し、配送を行う「ヘルパーメリットサービス」を手数料無料で展開。 

その他にも、商品さえ渡してもらえれば容器・充填・各種処理・包装・梱包・発送といった物流の一切を代行するベンチャー企業を対象にした「ライン物流システム」、高額な金型代・印刷用の版代を肩代わりして企画から新商品の開発をアドバイスする「金型・印刷用版代サービスシステム」といったサービスを提供しています。

 

食品容器・トレーにかかっているコストは最適ですか?

ここまで、食品容器についてさまざまな会社が多様な製品を製造・販売していることと、選ぶにあたってどんなポイントを見ればよいのかを解説してきました。

現在、新型コロナウイルスによる時短営業や会食の自粛といった動きがあることを理由に、テイクアウトを実施したい・もっと力を入れたいという飲食店が増えています。しかし、ここまでご紹介したポイントだけで容器を選んでしまうと、最も大切な「コスト」の視点を考えずに選ぶことになってしまいます。ちなみに、容器代は売値の10%以内、5%程度に収めるのが適正だといわれています。 

「テイクアウトで飲食物を販売しているが、販売価格に対して容器代が高い」と感じている場合は、コスト削減サービスに相談してみてはいかがでしょうか?コスト削減サービスは、その道のプロが、食品容器・トレーにかかっているコストが適正か判断、削減できる可能性がある場合は代わりに価格交渉してくれるサービスです。

手間も時間もかけることなくコスト削減を図ることができるため、近年注目を集めているサービスです。

 

まとめ

新型コロナウイルスにより、テイクアウトのために食品容器を新規で購入したいという方は多くいらっしゃるでしょう。しかし、容器の高性能化・多様化が著しい昨今では、食品の販売価格から算出された適正コストに収まる容器を探すのは難しいものです。 

このような食品容器の悩みを抱えている方はぜひ一度、コスト削減サービスの利用をご検討してみてはいかがでしょうか?