【飲食店向け】酒卸業者の選び方は?おすすめ業者6選を徹底比較!

【飲食店向け】酒卸業者の選び方は?おすすめ業者6選を徹底比較!

一般的に酒を扱う飲食店は、酒卸業者から卸すことがほとんどです。

酒卸業者とは、飲食店とメーカーの間に立ち、お酒をお店まで届けてくれる業者のことです。業者によって品揃えのバリエーションは異なり、飲食店は仕入れたいお酒がラインナップされている業者を選ぶ必要があります。

しかし、配達エリアや発注時間などでも商品を届けてくれる時間が異なるため、利用する際には念頭に入れておきましょう。

今回のこの記事では、飲食店の方々に向けて、酒卸業者の概要と代表的な業者をご紹介します。

 

酒卸業者とは?

冒頭でご紹介した通り、酒卸業者はメーカーが作るお酒をメーカーに代わり、飲食店などに販売する役割を担う業者のことです。飲食店がメーカーから直接仕入れるケースは少なく、基本的には酒卸業者が中間に立って仕入れを補助しています。

仮に酒卸業者から仕入れなかった場合、取引先が増えて管理が非効率的になってしまうリスクもあるといえるでしょう。多くのメーカーの商品を一度に取り扱う酒卸業者が中間にいることで、飲食店は仕入れが複雑にならず、酒卸業者とだけ取引をすればお酒を仕入れることができるのです。

そんな酒卸業者との取引ですが、大まかに以下のような流れで進みます。

 

ファーストコンタクト

まずは、酒卸業者と接点を持つところからです。

知り合いのお店から紹介してもらったり、セールスマンの訪問で接点を持ったり、インターネットなどで調べて連絡をとったりと、いくつかパターンがあります。

 

条件確認

連絡が取れたら、まずは事前に扱いたいメーカーや商品を伝え、見積もりを出してもらいます。この段階では、複数の業者で並行して話しを進め、適正な仕入れ価格を把握するよう努めるのがいいでしょう。

また、価格だけでなく配送スケジュールを確認することも重要です。なお、営業に必要なお酒がそれぞれいつまでに届くのかなど、お酒ごとに配送スケジュールを組むこともあります。その際は、営業日や休業日などもあわせて考える必要があります。

 

契約

商品や条件が希望に合った段階で契約を行います。

 

細かな部分は業者によって変わる可能性もありますが、大まかにはこのような流れで取引が進みます。では次に、酒卸業者の種類について解説します。

 

酒卸業者の種類

酒卸業者には、業務用の酒卸業者と一般的な酒卸業者がいます。それぞれの特徴について、見てみましょう。

 

業務用の酒卸業者

まずは、業務用の酒卸業者からです。業務用の酒卸業者は居酒屋・スナック・バー・レストラン・ホテルなど、お酒を取り扱う「飲食店・料飲店」に酒類を卸すことが一般的で、豊富な品揃えで価格が抑えられる特徴があります。

例えば、居酒屋やバーなどで提供されるカクテルの中には、炭酸を混ぜるだけで作れる「カクテルコンク」と呼ばれる業務用商品があります。このカクテルコンクは居酒屋などで一般的に使用されていますが、一般的な酒屋では取り扱いはなく、業務用酒卸業者ならではの強みといえるでしょう。

その他にも、業務用酒卸業者を利用するメリットとして大きく3つの理由があります。

1つ目は、メーカーと協賛したキャンペーンに参加できる点です。例えば、キリンやアサヒなどと協賛した各種スポーツのキャンペーンなどがありますが、その際のくじや景品、卓上ポップなどのグッズをもらうこともできます。また、グラスや酒器の提供を受けられることもあります。

2つ目は、商品の提案を受けられることです。業務用の酒卸業者を利用していると、メーカーから新商品や新しい飲み方の提案を受けられることもあります。メニュー開発の手間なども省け、そのお酒を美味しさも最大限活かせるので、飲食店としては非常に助かるでしょう。

3つ目は、お酒に関する勉強会や試飲会、親睦会などが開催され、そこに参加できることです。さまざまな種類のお酒が見られるので、お酒のメニューを豊富に取り揃えたい居酒屋などには嬉しいポイントでしょう。

 

一般的な酒卸業者

次に、一般的な酒卸業者についてご紹介します。

一般的な酒卸業者は特定のジャンルに強いことが多く、細かな相談に乗ってくれる特徴があります。

また、大型酒販店では取り扱っていないような特定の酒造や問屋と取引があったり、珍しいお酒を扱っていたりというケースも多いです。

さらに、限定商品の企画や独自仕入れルートの開拓などにも積極的なため、他店との差別化を図るために契約する飲食店も増えてきています。

加えて、飲食店を開店したいときに、さまざまなコンサルティングを受けられる可能性も。お酒の知識だけでなくフードメニューに合うお酒のアドバイスなども受けられるでしょう。発注できる量が多い反面、ルールがすでに固定化されている業務用の酒卸業者と違い、一般的な酒卸業者であれば柔軟な対応をしてくれることも魅力です。

 

酒卸業者の選び方

ここからは、酒卸業者の選び方について解説していきます。

 

取り扱い商品

商品として出したいお酒を取り扱っているか否かは、酒卸業者を選ぶうえで極めて重要です。

自社に合ったお酒を取り扱ってなくては、契約する意味がありません。欲しい商品を扱っているうえで、その他の商品のラインナップも豊富であればお酒の幅を広げることも可能になります。

酒卸業者によって得意とする取扱商品も異なるため、利用する前によく確認しましょう。

 

配送スケジュール

発注後、何日を経て配送されるかというスケジュールも重要なポイントです。業者によって定休日も異なるため、定休日の前日には二日分の発注をするなど、予定を立てるためにも業者の配送スケジュールは必ず確認しておくべきでしょう。

お酒は比較的に日持ちする飲料です。ですが必要な時に十分な量の発注がスケジューリングできないとなると、集客増加にはつながらないだけでなく、お客様の満足度を下げてしまう可能性もあります。無理のないスケジュールが組めるかどうか、きっちりと確認しておきましょう。

 

柔軟に対応してくれるか

取扱商品や配送スケジュールに加えて、柔軟に対応してくれるどうかも他店と差別化を図るための選考ポイントです。例えば、急に宴会などの予約が入ったときに交渉したらすぐに届けてくれるかなど、業者の柔軟さを確認しましょう。

一般的な酒卸業者の方が柔軟性があることが多いとされていますが、一方で業務用酒卸店でも業者ごとにさまざまなオーダーの柔軟性に特徴を有している場合もあります。あくまで傾向として捉え、実際の内容などを確認して広い視野を持って検討するといいでしょう。

 

おすすめ酒卸業者6選を徹底比較!

ここからは、おすすめの酒卸業者を特徴別に6つご紹介します。

 

ひのや

ひのやは、東京都内23区に特化した1万種類の豊富なラインナップを誇る酒卸業者です。

取り扱いは、ビール・焼酎・日本酒・ワイン・ウイスキー・スピリッツ・リキュールなどがあります。

東京都内に顧客を多く持ち、1950年の創業以来数多くのお酒を届け、即日配達・格安・親身をモットーとして飲食店サポートしています。ひのやでは配送エリアが新宿区内であった場合、14時までの注文で当日配送が可能です。その他のエリアであっても5時までの注文で当日配送に対応することができます。

このように可能な限り即日発送を行うことで、あらゆる急な事態にも対応できるため、多くの飲食店から親しまれている酒卸業者です。

 

榎本

榎本は、株式会社榎本が運営する全国の配送エリアを持ち常時2万点以上のラインナップを誇る酒卸業者です。1936年に創業した老舗の酒卸業者で、ユニバーサル・ディストリビューターとして世界中の酒や食材などを特性・歴史と共にお届けし、お客様の商売繁盛に貢献することを掲げています。

主な商品の取り扱いは、ビール・焼酎・日本酒・ワイン・ウイスキー・スピリッツ・リキュール・清涼飲料水・調味料・冷凍食品などがあります。現在も日本全国約7,500店舗との取引があります。

また榎本酒屋や量販店にお酒を卸す「問屋」、飲食店にお酒を卸す「業務用小売業者」の両方の免許を持っているため、酒屋にも飲食店にもお酒を卸すことが可能です。両方業種と接点を持っていることにより、お酒を安く卸せたり、有益な情報を入手できたりするなどのメリットがあります。

 

カクヤス

カクヤスは、株式会社カクヤスが運営する、年中無休の酒類や食品の業務用・個人消費者向け酒卸業者です。カクヤスも1921年に創業した老舗の酒卸業者で、要望には社をあげてとことん応えることを掲げており、「なんでも酒やカクヤス」という事業名はカクヤスの代名詞とも言えるキャッチコピーです。どんな要望にも応えることのできるように努力をしていくという意味が込められています。

商品の取り扱いは、ビール・焼酎・日本酒・ワイン・ウイスキー・スピリッツ・リキュール・お米・調味料・酒器、などを含む約2万8千点以上にものぼります。

カクヤスはお酒を卸すだけでなく、ビールサーバーの無料設置・販促支援・什器販売、ドリンクメニューの無料作成まで請け負っています。ときにはエリアごとに配置された担当営業担当者が、定期的にそのエリアの情報を卸したり、お酒以外の業者を紹介したりします。

お酒のこと以外でお困りの際にも、これまでの取引経験から、各業種業態によるお酒のノウハウを持っているため、幅広い知識と品揃えで要望に貢献できるでしょう。またそれだけでなく、こだわりのあるお店作りのお手伝いなどトータルでバックアップできるという強みもあります。

 

明治屋

明治屋は株式会社明治屋が運営する、国内外のお酒だけでなく豊富な経験をもとにしたノウハウ提供などでお客様をトータルサポートする酒卸業者です。1922年の創業以来、一環して「以和為貴」の精神を貫いており、信頼感や実績もあります。

取り扱いは、ビール・焼酎・日本酒・ワイン・ウイスキーなどの酒類に加え、食品や米穀なども豊富にあります。

常時5000種類を超える豊富な商品を取り揃えるほか、人気のお酒や明治屋のおすすめもセレクトしてくれます。

 

はせがわ酒店

はせがわ酒店は、株式会社はせがわ酒店が運営する、特に日本酒に強い酒卸業者です。東京スカイツリーや表参道ヒルズ、東京駅グランスタなどの話題スポットにお店を構え、業界では知らない者のいないほどの「日本酒界の巨人」と謳われています。

取り扱いは、日本酒・ワインなどの酒類に加え、食品もあります。数々の美酒を発掘してきたことでも知られ、流行一辺倒ではなく幅広い酒質のお酒を取り揃えています。利用するお客様も目の肥えた方が多いという特徴がありますが、そんな目の肥えたお客様も納得のラインナップを持つ酒卸業者がはせがわ酒店です。

ちなみに、はせがわ酒店は世界唯一となる日本酒だけのSAKE COMPETITIONを2012年から開催しています。「ブランドによらず消費者が本当に美味しい日本酒にもっと巡り会えるよう、新しい基準を示したい」という想いのもと、日本酒のトレンドを牽引、品質向上を図ってきました。

近年は、海外でも日本酒を醸造する動きが活発化したため、「海外出品酒部門」を新設し、日本酒文化の発展にも寄与しています。

 

佐々木酒店

佐々木酒店は株式会社佐々木が運営する、豊富な種類のお酒を取り扱う酒卸業者です。元々、佐々木卸問屋は1916年に酒類小売業として創業しました。以来100年以上、東京の新宿と池袋を配達範囲とし、飲食店にお酒を卸すことを中心に業務用酒卸業者として成長してきました。

取り扱いは、日本酒、ワイン、焼酎などからここでしか買えないこだわりの逸品やレアなお酒があります。商品は3万点を超えますが、14時までに発注すれば当日に届けてくれます。また、品質管理を徹底しており、飲食店から高い評価を得ていることも特徴の一つです。

 

まとめ

今回は飲食店向けに、酒卸業者の選び方をご紹介しました。

一口に酒卸業者といっても形態によって特徴や強みも異なります。例えば、今回ご紹介したように業務用の酒卸業者であればメーカーと直接つながりがあるため、メーカー側から発信される情報を飲食店に届けられます。

また、個人の酒卸業者であれば取り扱うお酒に個性があり、柔軟性高く対応してくれるでしょう。

ぜひ、自社の業態や客層などをもとに、より良い酒卸業者を選んでください。